シベリア鉄道9300キロ

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シベリア鉄道9300キロ
蔵前仁一 著
(有)旅行人 発行
2008年8月10日 初版第1刷発行

2005年の5月に、ウラジオストックからフィンランドヘルシンキまで、シベリア鉄道に乗って行った紀行録。
写真も豊富で、所々の町々の風景も楽しめる。
それでも、この時代でもまだ、列車内からの写真を禁止する警官もいたりして、著者の方もたいへんだったようだ。
以前読んだ、エリック・ニュービィ氏の時代は、まだソ連時代だったが、ロシアとなっても、対外的な警戒度や、官僚主義的なところ、融通のきかないところはなかなか変わらないようだ。
その気になれば、観光地としても開発できそうなのに、残念なところである。
まあそのようなミステリアスなところが、却ってより強く興味を魅かれてしまうのだが・・・。
とりあえずは、このような紀行文を楽しみ、写真を愛でているのが、無難なようである。