静かなるミラノ・ショー(ジロ・デ・イタリア)

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ジロ・デ・イタリア、第9ステージはミラノにて行われた。
ミラノの街中をぐるぐる11周するコースである。
しかしレース自体は全体的にスローペースで、いつも見られる飛び出しているような選手はいなかった。
縦長の集団が、ひと固まりとなっているだけだった。
6周目に、突然みんなが止まる。
前列にはアームストロングなどの有力選手が集まっている。そして総合1位のディルーカが何かマイクで何か喋っている。
実況での解説によると、本日はコースが危ないから、通常のレースはできないとのメッセージだった。
トラムの線路や路面状況、そしてルート設定などのためらしい。
レース直前にはこのことは選手側からオーガナイザー側に伝わっていたようだが、途中で止まっての選手によるアナウンスは前代未聞らしい。
まあそれでもテレビでは、ミラノの街並みをじっくり見ることができたので十分満足だった。トラムはさすがに止まっていたようだったので、10年ほど前に見た旧式の(今もあるのだろうか?)トラムが見れなかったのは少し残念だったが。
上空から、ドォーモやスフォルツエスコ城などを何度も映してくれるのもうれしかった。
これはこれでぜいたくな画像である。
レース自体は最後にちょっとだけ競り合いがあり、チームコロンビアのカヴェンディッシュがかわしきり、ステージ優勝だった。

(写真はJ SPORTSのHPからのものです)