パリのカフェごはん

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パリのカフェごはん
発行 2008年4月30日
発行者 森 たか子
発行所 アップオン
発売 主婦の友社

パリの有名なカフェの日常の風景、そしてその料理の写真で飾られている。
日ごろの何気ないカフェの情景や、おいしそうな料理のアップで一杯である。
アメリの映画で有名になった「レ・ドゥ・ムーラン」も載っているが、映画よりも多くのテーブルが並んでおり、本物のカフェらしく狭くなっている。もちろん売れない作家も小型のカセットデッキ片手の怪しい男もいない(当たり前だ)。
この本では写真だけでなく、その料理のレシピも載っているので、それを見ながら自分でつくってみるのもいいと思う。

パリのカフェごはんというと、昼ではサラダ系をよく食べたように思う。
日本と違い結構量もあり、パンと一緒に食べれば充分だと思う。
それでも自分では、少し物足りなく感じたので、どちらかというと昼はカフェテリアのようなところに行くのが多かった。
肉か魚と、付け合せのポテトを入れてもらい、後は自分で付け足しの皿やパンを加えることが出来るので、ちょうどよかった。
同僚と昼食に行く時は日本食が殆どだったが、昼当番の時は、時間がずれ込む事もあり、そのカフェテリアも人が少なくなっていたので、入りやすかった。
飲み物ではもちろんアルコール類もあるが、さすがに日本人らしく飲むわけにもいかず、一度だけ昼から仕事を休む時にはワインを飲んだくらいだった。
夜にはたまに下宿前のおっさんカフェに行く事もあった。
通常の立ち飲みの場所のようなところと、普通の食事用のテーブルに分けられていた。
ここでそれなりの料理を頼み、当然ワインも遠慮なく飲む。
パリの中心から外れた通りと住宅街だったため、窓の外を見ると、車のライトと、ほんとに普通なパリの人々が垣間見れた。
食事も済まし、テーブルワインもちゃんと飲んで、ふらふら外に出ると、自分も普通のパリのありふれた風景の一片になったような気がしていた。