薄暗いドゥオモの内部(シエナ)

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ファサードを充分愛でた後
ドゥオモの内部に入る
この日はバラ窓から射してくる
太陽の光もほとんど無く
照明も最小限だったようで
内部はしっかり薄暗かったけれども
それがかえって大聖堂の
静かで荘厳な雰囲気を高めてくれる

ここは床面装飾で有名らしいが
公開は夏の花火の如く
8月頃の限られた幻影
それでも祭壇の周りの絵画が
ぼんやり豪華に浮かび上がってくる

もう一つの見所は
ニコラ・ピサーノの説教壇
欄干はキリストの物語
ちょうど写真の角度からでは
十字架張り付けの場面が見える
そして説教壇を支える柱を
さらに支えるライオンの像
伝統をしっかり支える新しい力を
獅子の姿で表してるのか