ウッフィツィ美術館の名画集(フィレンツェ)

いよいよウッフィツィの内部を進む
多人数の日本人グループのそばを
近寄ったり離れたりして
ガイドさんの説明も少しは耳に入れながら
名画の数々を鑑賞していく

従来の聖母子像から
少し堅さが取れてきた時代の
ジョットが描く聖母子像

華やかで官能的な
ボッティチェルリ
プリマヴェーラヴィーナスの誕生の前には
やっぱりみんな離れない

官能的では一番な
ティツィアーノウルビーノのヴィーナス
その色っぽさの言い訳のように
裸のヴィーナスの後ろでは
わざとらしくドレスを探す召使

ラファエッロの
「ひわの聖母」は残念ながら修復中
代わりに置かれたレプリカは
妙に面長に見えてしまう

ヴァザーリ作の
ロレンツォ・イル・マニフィーコの肖像画
鋭い視線と
人間味溢れる口元を描いた横顔
後ろの仮面が彼の人生を見つめているよう

ラファエッロ描くレオ10世
フィレンツェメディチ家が生んだ教皇
コンクラーベで選ばれた後
「さあ、大いに楽しもうではないか」と言ったという
ほんとに楽しみすぎたため
ヴァチカンの財政が逼迫し
やむなく出した免罪符
それにプロテストした
ルターの肖像
アウェイのフィレンツェでも
きちんと展示されてました