聖ウォードリュ教会の歴史(ベルギー・モンス)

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聖ウォードリュ教会を内陣の方向から眺めます。
このいわゆる、ブラバント・ゴシック建築の内陣は1450年から建設がはじまったそうです。
1506年にこの部分は完成しました。
そして翼廊(トランセプト)は1527年に完成しましたが、続く身廊(ネフ)は1621年まで長引きました。
そして更に、塔の部分の工事が1549年に始まりましたが、1686年に、完成ではなく、中断という形で、工事は中止となりました。
その結果モンスの人たちは、終わりがない事を例える時に「これはウォードリュの塔のようだ」という、言い回しを使ったそうです。
そして結局、教会の大きさは、長さ110メートル、幅34メートル、そして高さは24.5メートルとなりました。
もともと塔の高さは190メートルを目標にしていたそうですが、とりあえず現時点では、その夢はまだかなっていません。

一旦聖ウォードリュ教会を離れ、街の中心への緩やかな坂道を登っていきます。