河と港と地方議会(ベルギー・ナミュール)

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城砦から上り口のあった、ムーズ河とサンブル河の合流点を見つめる。
この場所は、Port du Grognonと呼ばれる河港、とのこと。
歴史は古く、それこそ紀元1世紀ごろに街が出来つつあったのに伴い、河港となったそうだ。
砦のそばの、二大河川の合流地ということで、需要も多かったのだろうと思う。
それにしても、このGrognonとはどこから来たのだろうか。
辞書を見ると、「不平ばかり言っている、いつもふきげんな」などと書いてある。
人の名前など、何かの固有名詞なのだろうか。
それともフランス語ではない言葉から来ているのだろうか。
よくわからない。

この写真の手前の建物は、地図によると「Parlement Wallon」となっていた。
いわゆるワロン議会である。
いつも拝読しているめぐみぃさんのブログによると、現在、ベルギーでは、百日もの無政府状態が続き、分裂の危機もあるとのことだ。
もし分裂してしまい、ワロン地方が独立、なんてことになると、ナミュールが首都になるのだろうか。
いろいろあるかと思うが、ゲルマンとラテンの融合体であるベルギー。
欧州の安定のためにも、なんとか持ちこたえて欲しいものである。