ヨーロッパ天使の旅

ヨーロッパ天使の旅
若月伸一 文・写真
東京書籍 1600円

ヨーロッパの色々なところで、さりげなくさまざまな天使に出会います。
単に教会内だけでなく、高い搭のてっぺんだったり、建物の装飾になっていたりしています。
一口に天使といっても、小さな男の子のようなそれだけでなく、大人や、女性のような天使にも出会います。
この天使というものは、キリスト教だけのものでなく、それ以外の宗教においても、同じようなものがあるそうです。
人の形をして、羽を持って空を飛べる存在というのは、ひとびとに夢を持たしてくれるものなのでしょう。
この本を通して、こんなに天使たちがいたんだなと、あらためて実感させられました。
ちなみに、自分が実際に出会った中では、ローマのサンタンジェロ城(聖天使城)の聖ミカエルが一番好きです。城の頂上で、カッコよくポーズを決めるさまが、本当に頼もしく見えるからです。
この本の最後には、「ベルリン 天使の詩」のことが述べられています。
天使の目から見た、モノクロのベルリンの風景がたまらなく美しい映画でした。