アルザスの村々を夢見て

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ストラスブールの夏の午後
謎の旅人、歩いて大聖堂に向かう
この日は大聖堂の中に入らず
そばにある観光案内所に入る

手にはきれいな日帰り旅行のパンフレット
アルザスの田舎のぶどう畑の斜面
こうのとり、そして木組みの家
緑の風情が彼を誘う

案内所で受付嬢の指示通り
名前やホテルの電話番号を書き
140フランを払う
4種類のコースがあるうち
アルザスの特徴的な村めぐりにしてみよう

翌日の昼下がり
駅前広場のホテルの前
約束よりも早い時間に来てバスを待つ
旅慣れない旅人
どんな人と一緒だろうとか
いろいろ不安になるばかり
向かってくる、この観光バスかと思いきや
そのまま前を通り過ぎる

時間近くなり、同乗者らしき人が近くに寄ってくる
同国人はやっぱりいない
そして遅れて、小型のバンがやってくる
思っていたより小さい車
チケットを確認し、運転手さんに精一杯の挨拶
笑顔で迎えてくれる気のいいおじさん
バスはストラスブールの都心を離れ
アルザスの村々を目指す