不思議な人物像(アテネ競技場)

ゼウス神殿からアテネ競技場に行く。
ここは、2004年アテネオリンピックのマラソンのゴール地点となった。野口みずき選手が見事優勝のゴールテープを切った記念すべき場所である。
僕が行ったときは、アテネでオリンピックが開かれるよ、というだけで、ここがマラソンコースのゴールになるなど、あまり詳しい事は知らなかった。
中に入る。特に入場料などはなく、すっと入れた。
側ではオリンピックの旗がはためいていた。
中は馬蹄形のコースがある。カーブが急になっている。
せっかくの機会なので、人が少ないのを幸い、少し走ってみる。
フィールドの中に二体、彫像が立っている。
これがユニークなもので、身長の高さくらいの立方体の上に、両面を向いた顔だけがある。
そして立方体のところに、ちょこんと性器があった。
普通に全身裸の人物像ならよくあるが、このようなものを見たのは後にも先にもこれが唯一だった。どういう意味があるのだろうか。
ネットでごちゃごちゃ探す。さる真面目そうでないサイトによると、運動をすれば下半身も元気になりますよ、という意味があるらしいが、本当だろうか?

アテネ競技場を出て、近くのザピオン公園内を通る。
この中にある、国際展示場の前を通る。正面の列柱が新古典主義の様式の堂々とした構えである。本家が里帰りしたような感じだ。
静かな公園を通り過ぎ、アクロポリスの南側を目指す。