グレンダーロッホの歴史と聖ケヴィン教会(アイルランド)

聖ケヴィン教会

グレンダーロッホの最後に、画像の聖ケヴィン教会を撮っていました。

ここでグレンダーロッホの歴史を振り返ると(以下『地球の歩き方2001〜2002版』を参考にしました)

 

6世紀 聖ケヴィンがこの地で修行したのが始まり

アイルランドにおける初期キリスト教の聖地の一つとして発展した

9世紀 ヨーロッパ各地からも僧や学者が集まり繁栄した

ヴァイキングの来襲の危機にも遭遇したが、深い森林に守られ破壊を免れた

12世紀 ノルマン人がアイルランドに勢力を広めた

ついでイギリスの支配が確立するにつれて、急速に衰退していった

その後、それでも庶民の信仰に守られたためか、完全な廃墟とはならず、長く聖地として知られた

現在 付近一帯がウィックロウ森林公園となっており、多くの観光客が訪れる

 

この聖ケヴィン教会は、特徴的な急勾配の屋根とそこから突き出る円塔は、全て石積みで作られています。

これもロマネスク様式が、アイルランドに入ってくる以前の建築だそうです。

そして「この教会で聖ケヴィンが祈りと瞑想の日々を送ったと言われる」と書かれていました。

とすると、この教会は6世紀にはできていたということになります。

が、Google マップのクチコミを見ていると、10世紀から11世紀に建てられたということが書かれていました。

しかし、さらに別のクチコミでは

1846年から1850年に建てられて、2000年に修復された

と、書いてありました。

不自然に思い、現地のホームページを確認すると、これは近くに建っている同名の、実際に使われている聖ケヴィン教会のことのようです。

結局画像の聖ケヴィン教会は、10世紀から11世紀に建てられたということが正しいと思います。もちろんその後改修を繰り返したと思いますが。

 

またこの教会は、「聖ケヴィンの台所」とも呼ばれているそうですが、身廊の上にある石造りの塔(煙突に似ています)が調理に使われていたという誤った考えに由来しているそうです。実際には、鐘楼として機能していました。