ウラジオ 静かなさざめき
ロシア体験・バフチン・文化の深み
北嵯嶽 著
三一書房 発行
2005年4月15日 第一版 第一刷発行
はじめに
1981年秋、シベリア鉄道を乗り継いでソ連各地と東西ベルリン、ワルシャワを回る
2002年、夏休みの一か月を利用してロシア文学の都サンクト・ペテルブルクでホームステイ留学
2003年5月から半年間、ウラジオストクに留学
プロローグ 二十一年後のペテルブルグに
午前零時に日が暮れる街
なぜソ連を選んだか
・ドフトエフスキーの小説の持つ、高く突き抜けた次元での世界感覚に目をくらまされていた。
・ジグザグデモの高揚後、その祭りの後のくすぶりにどう始末をつけるか思いあぐね、社会主義の母国でなら結論を出せる、と考える。
オネガ湖に浮かぶキジ―島への船出
第一章 海を見下ろす街
第二章 極東のプーシキン
6月5日は国民詩人プーシキンの誕生日
第三章 路上の穴に感無量
第四章 ウラジオ外食讃仰
第五章 ヤクーツクの暮れない夜に
北緯六十二度のヤクーツクの白夜
レナ川クルーズ
第六章 ビザに塩をまぶしてロシア人は
第七章 夏を越えて
第八章 学びの秋に
9月1日、知識の日。新学年のスタート
バフチンの響き
第九章 オロチの郷へ
第十章 十月、ゴーリキー劇場で
終章 落穂をひろう
エピローグ 隣のロシア