フランス地域圏(州)議会選挙、マクロン与党が惨敗

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地域圏(州)議会選挙の投票に臨むマクロン大統領とブリジット夫人

(トリコロールの投票所とは凝っていますね。
ブリジット夫人も黒いスーツがよく似合っておられます。
スリムな体型を維持しておられるのも流石ですね。
さて、フランス地域圏(州)議会の第1回投票の結果は…)

 フランスで20日、地域圏議会選挙(1回目投票)が投開票され、マクロン大統領の与党「共和国前進」が仏メディアの開票予測によると得票率が1割にとどまる惨敗を喫した。海外領土をのぞく13の地域圏すべてで首位を他党に譲っており、来年4月の大統領選に向けて課題を残した。

 投票率は過去最低の33%前後にとどまる見通しだ。決選投票は27日で、1回目投票で10%以上の得票率を得た党で争う。

 フランスの地域圏は複数の県から構成される自治体で、公共交通や高校運営などの権限を担い、選挙は比例名簿式で行われる。

 内務省の暫定開票結果では13地域圏のうち、共和党中道右派)などが推す候補者リストが6地域圏で、社会党中道左派)などが推す候補者リストが5地域圏で、トップに立った。ルペン氏率いる右翼国民連合は1カ所で首位に立つにとどまった。コルシカ島では地域政党がリードしている。

 全国での得票率見通しは共和党が29%、国民連合が19%。共和国前進は、社会党(16%)、緑の党(13%)に次ぐ5番目(10%)だった。

 事前の世論調査では国民連合が5地域圏で首位に立つとの予測もあったが、地域に地盤を持つ旧2大政党の共和党社会党が健闘した。(パリ=疋田多揚)

(投票率の低さが共和党社会党という老舗の党に幸いしたということでしょうか。大統領選とはシステムが違うとはいえ、マクロン大統領の党が5位とはさすがに情けないです)