モンサンミッシェルに沈む夕陽

同僚の人たちとパリからブリュターニュ方面に行く。
まず目指すはかの奇跡の島、モンサンミッシェルだ。
TGVでレンヌまで行く。駅前でバス乗り場を探す。少し迷うが無事見つけ、バスに乗り込む。
バスから見たレンヌの街は緑が多く、こぎれいな街である。街を抜けバスはひたすら北に向かう。
ついにモンサンミッシェルの威容が見えてきた。島への細長い道を進んでいく。海の中に浮かぶ巨大な砦である。
島の駐車場で下車する。観光案内書でバスの時間を確認した後、名物のオムレツを食べようということになる。レストランに入り注文する。ここではオムレツを作っているところを見せてくれる。おいしそうな卵をカシャカシャしていた。
小さい島だがこの中には通りもあればホテルもある。予約していたホテルにチェックインし身軽になる。
修道院に向かう。天に向かう尖塔がまぶしい。中に入りがらんとしており、天井も高い。回廊をめぐったり、守護聖人聖ミッシェルのご加護のもと、のんびり歩いていく。
外を見ると遠浅で、砂浜が続く。近くの小さな島まで歩いている人もいる。
修道院内を巡った後、土産物屋をひやかす。
少し休み、通りの粗末なレストランで食事をとる。その後、修道院に向かって上っていく。夕陽が巨大な建物を照らす。
海を見るとかなり潮が満ちている。昼間砂浜だったところが普通の海になっている。
高台に登る。観光客が集まっている。ちょうど日の入りの時間だった。
水平線のかなたに、太陽が沈んでいく。感動的な日の入りだ。
日が沈み、暗くなると、修道院がライトアップされていた。ライトアップといっても、地味なので、闇にぼやっと浮かんでいる状態になっている。
波のざわめきを聞きつつ、夕闇の中を、ホテルに戻る。