パルテノン神殿を巡る

パルテノン神殿に向かう。
参道を進み、前門をとおり、中に入る。
目の前に巨大なパルテノン神殿が広がる。圧倒的な迫力で迫ってくる。
この時は、ちょうど逆光になっていたので、写真を撮るのはひとまずあきらめた。
神殿の周りを時計回りとは逆に進んでいく。
神殿の内部は、入れない。足場を組み、修復作業の真っ最中なのだ。
長い歴史の中、ひどく破損していた時代もあった。それをここまでよみがえらせた熱意に感動する。
神殿を眺めながら、一方で周囲の景色を愛でる。
入り口の手前で見た、フィロパポスの方向を眺める。
少し視点が高くなり、丘の向こうにある海まで、かすんでいるものの、見える。

アクロポリスの南東の角にある博物館に入る。
ここでは、パルテノン神殿の北側にある小さな神殿、エレクティオンの柱廊として使われていた少女像がある。この中で大切に保存してる。
今外にある少女像は模造である。ふきっさらしにしておくと、雨風だけでなく、大気汚染のためどんどん腐食がすすんでしまうらしい。
つくづく遺跡の保存の難しさを感じる。
さまざまなレリーフなどを鑑賞した後、再びパルテノン神殿の前に出る。