ベルギー

城砦の狭間の形(ベルギー・ナミュール)

ナミュールの城砦内をうろうろしていると、写真のような壁を見つけました。 どうやら狭間のようです。 このようなものは日本の城でもよく見かけます。 ここから、外の敵に向かって、攻撃するための穴です。 日本のものは丸や三角のものは鉄砲用、縦長の長方…

城砦の防御(ベルギー・ナミュール)

写真はナミュールの城砦内にある堀というか、切岸のような部分です。 もともとはただの斜面だったのでしょうが、城壁を造り、なおかつ平坦にしています。 これにより城壁が高く堅固になり、平坦な所には味方の兵を容易に移動できるようになります。 西洋東洋…

ナミュールの兵舎跡

城砦の南側の道から、Terra Novaと呼ばれる場所に入ります。 もともとこの辺りは要塞となっており、地図で見るとなるほど五稜郭のような星型の跡が見えました。 ここにも、ストラスブールやシャルルロワと同じように、フランスの築城家ヴォーバンの影響があ…

ナミュール城砦の塔(ベルギー・ワロン地方)

城砦の南側に、写真のような二つの塔がある。 この奥くらいに、、いにしえのお城があり、この陸橋は、そこに入るための場所だったように思える。 手前の塔が、宝物の塔で、奥の塔は炉の塔と呼ばれている。(日本語訳は少しあやしいです。) そしてその下には…

ムーズ河の眺め(ベルギー、ナミュール)

城砦から、ムーズ河の上流の方を見つめる。渓谷の間を、ムーズ河が流れている。この河の流れの先には、ディナンというなかなかユニークな街がある。そこへは電車だけでなく、船に乗って行くことも可能である。ムーズ河の橋のすぐ上流に、カジノがあるらしい…

河と港と地方議会(ベルギー・ナミュール)

城砦から上り口のあった、ムーズ河とサンブル河の合流点を見つめる。 この場所は、Port du Grognonと呼ばれる河港、とのこと。 歴史は古く、それこそ紀元1世紀ごろに街が出来つつあったのに伴い、河港となったそうだ。 砦のそばの、二大河川の合流地という…

サンブル河は流れる(ベルギー・ナミュール)

城砦から北西側、脇を通るサンブル河(Sambre)に目を転じる。 この河は、ナミュールでムーズ河に合流する。 上流をさかのぼると、シャルルロワに達する。 その街では駅前と円錐型の市街の間を通っていた。 昔、このあたりで石炭産業が華やかだった時、この…

ナミュールの街並み

城砦の上から、北西の方向から目を転じて、北東の方向を眺める。 河沿いの地味な色をした建物、そして先ほど下から見た鐘楼の上の部分が見える。 全体的に地味だが、感心することもある。 屋外広告物が全く見当たらないのだ。 日本だと、一部の都市を特定の…

聖オーバン大聖堂(ベルギー・ナミュール)

いよいよ城砦にえっちらおっちら登る。 そして城砦の北側の道を歩いていく。 ちょうどサンブル河に沿った所である。 ここからだと、ナミュールの中心地がよく見える。 写真に写っている、独特のドームの建物は、聖オーバン大聖堂です。 バロック様式で、15…

ナミュールの世界遺産の鐘楼

ナミュールの城砦に登る前、何気なく街中の写真を撮っておいた。 普通の街並みのようだが、一番奥に見えるのが、どうやらナミュールの鐘楼のようだ。 この鐘楼は、「フランドル地方とワロン地方の鐘楼」ということで、世界遺産にも選ばれている。 といっても…

ムーズ川の真珠 ナミュールへ

ナミュールはベルギーの南半分地域である、ワロン地域内のアルデンヌ地方の都市である。 ある夏の日、ナミュール駅に降り立つ。 賑やかな街並みを抜けて、何をおいても目指すはシタデル、城砦だ。 ナミュールを流れるもう一つの河、サンブル河を渡る。 ムー…

ブルージュの怪しい二人組

昼も過ぎ、おなかも減ってきたので、食事のできるところを探す。 聖母教会の近くに小さなレストランがあったので入る。 Gruuthuse Hofというところだ。前に書いた記事にはってある写真のレストランである。 その写真のバックにある教会は、救世主大聖堂だと…

運河をこえてカリヨンは響く(ブリュージュ)

ダムの広場に戻る。 観光案内所もあるということだが、この時は開いていなかった。 しかし広場近くのお土産屋は開いていたので、中に入る。 ここでダムの絵葉書を買う。 牧場と聖母教会が写ったものと、風車をモチーフにしたものを買う。 ダムを離れ、ブルー…

フランドルに広がる平原

自転車に乗り、ダムの村を、離れていく。 広い平原と並木が見える。こんな風景でも、全然飽きない。 少し村から離れたところで振り返ってみる。 静かな小川と、ゆるやかな曲線を描く牧草地。 そこには羊がのんびりと草をついばんでいる。 牧草地が、少しこん…

フランドルに射す朝日(ダム)

運河のそばに、昔の白い風車が、でんと構えていたのだ。 ただし、もう今は動いてないようだ。 こんな風車があることだけでも、結構嬉しかった。 単純な人間は本当に幸せだ。 運河を離れ、ダムの町に入る。 小さな町の小さな広場、その前に小さな市庁舎がある…

ツール・ド・フランドル(ブリュージュからダムへ)

翌日、ホテルをチェックアウトし、ブルージュの中心街に行く。 ここのレンタルサイクルさんに行き、自転車を借りる。これでダムという小さな町まで行こうというのだ。 ダムはブルージュの北東約7キロに位置する。 ヨーロッパで自転車に乗るのはこれが二回目…

ブルージュのカフェ・レストランにて

聖母教会を出る。 このときは気づかなかったが、ここはミケランジェロの「聖母子像」で有名だそうだ。 カフェに入って休む。 ベルギーといえば、当然ビールである。 一杯飲んで、疲れをいやして、再び街中を散策する。 古い街並みだけでなく、おしゃれな店が…

フランドルの眺め

裏手にある入り口から、鐘楼に登る。 当たり前のことながら、エレベーターなどではなく、階段である。えっちらおっちら登っていく。 途中、カリヨンの音を出すための装置を見る。 展望台からブルージュの街を眺める。 広場に並ぶ、建物が並ぶさまがユニーク…

運河と鐘楼のブルージュ

ブリュッセル南駅でブルージュ行きの電車に乗り換える。 自分が乗った号車には、やたらご老人の姿が目立つ。老人会の団体旅行のようだ。賑やかなのが幸いである。 電車は曇天の中、フランドルの大地をひた走る。途中、ゲントに止まる。車窓から街並みが見え…

死都ブルージュへ(ベルギー・フランドル地方)

12月初旬の土日を利用して、電車でフランスから脱出しようと考えた。 アムステルダムかベルギーのブルージュを候補に選んだ。 オランダはまだ行ったことがないので、到達国を増やすことも考えたが、結局ブルージュに行くことにした。 アムステルダムはガラ…

欧州の首都にて(ブリュッセル)

パリ北駅からタリスにのりブリュッセルに行く。 最初は天気のいい中、快調に進んでいたのだが、途中何度か速度が遅くなり、ついには駅でもないところで停止してしまった。となりがたまたまブルージュに向かう日本人観光客の方で、「どうしたんでしょうね」な…