2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

フィレンツェ史(上) マキァヴェッリ著

フィレンツェ史(上) マキァヴェッリ 著 齊藤寛海 訳 岩波文庫 2012年3月16日 第1刷発行 このフィレンツェ史、枢機卿ジューリオ・デ・メディチを学長とするフィレンツェ大学から、1520年11月8日付けの学長の決裁を得て、マキァヴェッリに正式に依頼された…

フランス、スペインに敗れる

ユーロ、フランスはスペインに0*2で敗れた。 結果は実力から見て順当なのだろうが、フランス好きとしてはやはり残念。 前半の一点をきっちり守り切って、最後だめ押しなのはスペインさすがだ。 ドネツクの炭坑にはフランスサポーターの嘆き節が響き、 ウクラ…

「カミーユ・ピサロと印象派」展にて⑤

カミーユ・ピサロと印象派展より、この作品は「ロワイヤル橋とフロール館、曇り」です。 晩年、制作に不自由になった彼は、ホテルやアパルトマンから見えるパリの風景の作品を多く残しています。 今回の作品展では、この作品のほかに、カルーゼル橋やポンヌ…

「カミーユ・ピサロと印象派」展にて④

この絵は、モネの「アルジャントゥイユ駅」です。 今回、ピサロの絵画だけでなく、同じ印象派の仲間、モネやセザンヌ、ゴッホの絵も展示されていました。 以前、パリのマルモッタン美術館でモネの「印象、日の出」を見たのですが、今回この作品を見て、あら…

「カミ―ユ・ピサロと印象派」展にて③

この絵は、ピサロによる「ポール=マルリーのセーヌ河、洗濯場」です。 ポールマルリーと言えば、シスレーの一連の作品「ポールマルリーの洪水」を思い出します。 それには洪水という災害にもかかわらず、どこかのんびりした風景が描かれていました。 その…

「カミーユ・ピサロと印象派展」にて②

この絵はピサロ作の「エルミタージュの眺め、グラット=コックの丘、ポントワーズ」(一部)です。 屋根の幾何学模様が面白いですね。セザンヌに続くものを感じます。 また背景の台地も、造形の妙となっています。 ポントワーズ周辺は、川と台地に挟まれた…

「カミーユ・ピサロと印象派」展での好企画

「カミーユ・ピサロと印象派」を見に、兵庫県立美術館に行ってきました。 一階でチケットを買い、エレベーターを使わずに階段で上がっていくと、展覧会場に入る前に・・・ このようなかわいいイラストと、ピサロさんによる語りが描かれたパネルがありました…

6月のフランス

ただいま、フランスはローヌ・アルプ地方の自転車ロードレース「クリテリウム・ドュ・ドーフィネ」を見ております。 ちょうど今日のルートはワインでも有名なマコンの辺りです。 それにしても画面に展開する、フランスの何気ない田舎町の風景。 塔がそびえる…

デブ猫スマイリーのサイバー胃袋②

会社のホストコンピューターの空間に入ったスマイリー、そこのシステムは頑丈に保護されており、食べれそうなものは何もありません。 「つまんないニャー」 スマイリーは不機嫌になり、丸まってしまいます。 そんなスマイリーの狭い額に、何かが当たります。…

デブ猫スマイリーのサイバー胃袋①

OLのA子さん、一日の仕事が終わり、帰る前にネットを見ていると、いつも愛読しているベルギー在住の方のブログから、小太りパンダ柄猫スマイリーの画像を見つけました。 のんびりお昼寝しているスマイリーの姿を見て、「きゃ!かわいい」と気に入り、早速…

新篇 ランボー詩集

新篇 ランボー詩集 清岡卓行 訳 河出書房新社 1992年9月3日 三版発行 本の最初はランボーの故郷シャルルヴィルのモノクロ写真から始まる。 CHARLEVILLE PARIS という電車の古ぼけたプレートが旅情をそそる。 訳は先人と違い、非常にわかりやすい訳である。 …