2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ポポロ広場のお茶目な双子寺(ローマ)

ポポロ広場に達します。 前回、ローマに行ったときも、この広場を訪れました。 そのときは、緑の自然に覆われたボルゲーゼ公園を通り抜け、この広場を高台から望む、という流れでした。そのため広場という人工的な空間が初夏の日差しの中、更にまぶしく感じ…

ビジュアル版 ヨーロッパ「ケルト」紀行

ビジュアル版 ヨーロッパ「ケルト」紀行 (上巻 島編) 武部好伸 写真と文 彩流社 2010年6月30日 初版第一刷 以前「アイルランド「ケルト」紀行」という本を読みましたが、これは同じ著者による、写真をメインに掲載した本です。 エリアは、イングラ…

ローマのバイクシェアリング(公共レンタル自転車)

ゲーテの家を出て、ポポロ広場の方に向かいます。 その途中で、写真のような場所を見つけました。 バイクシェアリング、すなわち公共のレンタル自転車のようなものです。 フランスのリヨンやパリにあり、そして最近ではロンドンでも始まったシステムです。 …

ゲーテの家から見たコルソ通り(ローマ)

「ゲーテの家」からコルソ通りを眺めます。 今はどうかわかりませんが、ゲーテの時代、このコルソ通りが謝肉祭の中心となっていたそうです。 「コルソ」という名の由来は、イタリアの諸都市の若干のながい街路と同様、競馬に由来するものだそうです。謝肉祭…

ドストエフスキーとの59の旅

ドストエフスキーとの59の旅 亀山郁夫 著 日本経済新聞出版社 2010年6月21日 第1刷 「2008年10月、モスクワ、ロシア国立外国文献図書館」などという時と場所だけの表題のもと、著者の人生における59の場面を、ドストエフスキーを絡ませな…

カンパニアのゲーテ(ゲーテの家、ローマ)

この絵画は、当時、ゲーテと同じくローマにいた画家ティッシュバインによる「カンパニアのゲーテ」です。 この絵については、1786年12月29日に 「~私はティッシュバインがしばしば私を仔細に観察しているのに気づいていたが、彼が私の肖像画を試み…

「ゲーテの家」に入る(コルソ通り、ローマ)

中に入り、無愛想な受付の若い男性に4ユーロ払い、ゲーテに関連する書籍や絵画や記念物を見学します。 他のお客さんは二、三人程度でした 写真は、コルソ通りに面した窓です。 横の素描は、当時のものでしょうか? 当時、向かいはロンダニニ宮殿だったそう…

ゲーテの家の入口(コルソ通り、ローマ)

賑やかなコルソ通りに入ります。 人も車も多く、歩道も狭く、雨模様の中、前から来る人を避けながら歩いていきます。 目的の「ゲーテの家」の前に着きます。 この時期には、ミハエル・エンデの展示もしていました。 入り口の両隣は、普通の店舗になっていま…

アラ・パチスそばの名も知らぬ教会(ローマ)

平和の祭壇を見学した後、この建物内をうろつきます。 ちょうどこのときは、階下の部屋で、近現代の製品デザイン関連の展示会をしていました。 ローマ時代の平和の祭壇とはそぐわない気もしますが、まあせっかくのスペースをいろいろ有効活用しているのでし…

アラ・パチスの歴史(ローマ)

紀元前13年 元老院が建設を決議。着工 紀元前9年 完成 中世を経て 16世紀 発見 (ワールドガイド イタリア ’01~’02) 18世紀 発掘 (ローマ古代散歩) 1936年 ムッソリーニにより、現代の場所に移築・復元 1970年 すでにコレクションと…

山坂登るブエルタ・ア・エスパーニャ14・15ステージ

ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージ、この日のコースは平坦基調のコースから、最後上りが続く山頂ゴールである。 坂の上り口が近くなってくるころには、各チームの位置取りも激しくなり、スピードも出てくる。 そんなときに事件は起こった。 総合一位…

アラ・パチス 裏面の女神たち(ローマ)

アラ・パチスの裏側に回ります。 こちらは二面とも女神になります。 左側は、大地の神テルス(テッルス)です。 この女神は、双子を抱えています。 その両側には、風と水の女神が座っています。 右側には、ほとんど壁画自体は紛失していますが、ギリシャ神…

白い世界のアラ・パチス正面(ローマ)

サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会を出て、北に向かいます。 途中Tomacelli通りにあった、地元の人もよく出入りしていそうなピザ屋さんで、ピッザ・マルゲリータを食べます。 すぐ近くの、ローマらしからぬ近代的な建物に入ります。それがア…

逞しいキリスト(サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会、ローマ)

パンテオンを出て、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に入ります。 ここの内部はかなり暗かったです。 ミケランジェロ作の「あがないの主イエス・キリスト」と呼ばれる、十字架を背負ったキリスト像です。 左下に小銭を入れるところがあります。 お金…

パンテオンの受胎告知(ローマ)

この写真は、パンテオン入口の右側になります。 ちょうど中央に、写真では小さいですが「受胎告知」のフレスコ画があります。 メロッツォ・ダ・フォルリの作品です。 受胎告知は絵画のテーマとしていろいろな芸術家により描かれていますね。

パンテオンの大壁龕(ローマ)

パンテオンの入り口から真直ぐに行くと、写真のような半円形の大壁龕があります。 壁龕(かべがん)とは、彫像を飾るための壁のくぼみです。 ここは礼拝堂となっています。 608年、東ローマ帝国の皇帝フォーカスが教皇ボニファティウス4世に寄進した後…

ラファエッロの石棺(パンテオン、ローマ)

聖母子像の下にある、ラファエッロの石棺です。 この石棺には 「ラファエッロここに眠る。 彼の者生きし時、万物の偉大な母なる自然はこれに凌駕さるるを恐れ、 彼の者死せる時、己の死を恐るる」 と書かれているそうです。 これだけでも、彼の死による損失…