2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ホメーロスのオデュッセイア物語

ホメーロスのオデュッセイア物語 バーバラ・レオニ・ピカード著 高杉一郎 訳 1987年5月25日 第10刷発行 岩波書店 この本は、ホメーロスのオデュッセイアを子供向けに書きなおしたものです。 しかしながら、その割には、文字数も多く、少なくとも自…

アペニンの熱い人間ドラマ(ジロ・デ・イタリア)

第15ステージは、フォルリ~ファエンツァ間となる。 といっても、直線距離ではなく、昨日と同じく、アペニン山脈の中の道が多い。 途中のブドウ畑や、オリーブの木がのどかである。 といっても、気温も暑い中、レースも熱かった? 坂道で、総合2位のディ…

ボローニャの急勾配の激走(ジロデイタリア 第14ステージ)

ジロ・デ・イタリア第14ステージ、この日はボローニャまでのコースである。 ディルーカ有するLPRのチームがレースを引っ張る。 本来はマリア・ローザのチームが引っ張るべきなのだが、解説によると、先行グループに追いついて、ディルーカのポイントを…

フィレンツェの石畳は避けて(ジロ・デ・イタリア13ステージ)

ジロ・デ・イタリア、金曜日は第13ステージ、フィレツェまでのコースだった。 前日の個人タイムトライアルの疲れもあって、全体的にのんびりした雰囲気だった。 途中の町で、観衆に手を振る選手たち。 結構このあたりに住んでいる選手も多いようだ。 レー…

静かなるミラノ・ショー(ジロ・デ・イタリア)

ジロ・デ・イタリア、第9ステージはミラノにて行われた。 ミラノの街中をぐるぐる11周するコースである。 しかしレース自体は全体的にスローペースで、いつも見られる飛び出しているような選手はいなかった。 縦長の集団が、ひと固まりとなっているだけだ…

ジロ・デ・イタリア ベルガモ旧市街での勝利

ジロ・デ・イタリア、土曜日はベルガモをゴールとするコースだった。 途中湖のそばも通り過ぎ、緑の中の自然の中を滑走していく。 レース終盤、有力選手たちがスパートし、総合1位のディルーカの総合タイムを上回るのではないか、という時もあった。 しかし…

海とサルデーニャ

海とサルデーニャ 紀行・イタリアの島 D・H・ロレンス 著 武藤浩史 訳 晶文社 1993年6月15日3刷 「チャタレ-夫人の恋人」などの作品で有名なD・H・ロレンスによる、当時住んでいたシチリアから海を渡り、サルデーニャ島を縦断し、イタリア本土…

ジロ・デ・イタリア リド島での過酷な戦い

ジロ・デ・イタリア2009がとうとうはじまった。 今年で百周年ということで記念すべき戦いである。 第一ステージは、場所も豪華なヴェネツイアのリド島。 この日は約20キロのチームタイムトライアルだった。 この競技、サイクリングレース初心者の自分…

フランスの田舎町めぐり

フランスの田舎町めぐり 海外旅行選書 ヘンリー・ジェイムズ 著 千葉雄一郎 訳 図書出版社 1992年10月30日 初版第1刷発行 アメリカの作家、ヘンリー・ジェイムズによる、1882年9月から11月の初旬までの、フランスの地方都市を歴遊した記録。…

ゲーテ著 イタリア紀行 第二次ローマ滞在

イタリア紀行(下) ゲーテ 著 相良守峯 訳 岩波文庫 2007年5月15日 第49刷発行 ゲーテのイタリア滞在の内、1787年6月から1788年4月までの、第二次ローマ滞在時について綴られた。 題詞として「ながき生命と世界統治の力とがこの都にあた…