2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

山上の地味な砦(ムーアの城跡)

ペーナ宮殿から、山中の車道を下り、途中で山道に入る。 途中、家族連れの観光客などとすれ違う。 巨大な石がころがっているところから入り、城壁にたどり着く。 この「ムーアの城跡」とは、8世紀から9世紀ごろ、ムーア人によって築かれたとのこと。 ムー…

山上の派手な宮殿(ペーナ宮殿)

レストランを出て、ペーナ宮殿を目指す。 もともと予定では、シントラの街からバスで山頂の宮殿まで行くつもりだったが、わざわざ街中まで行く気にもならなかった。すぐ近くにルートがあったので、そのまま歩いて山道を登っていく。 冬にもかかわらず汗が出…

ポルトガルの米料理を噛みしめる

ロカ岬を離れ、バスで再び田舎の村々を抜け、シントラ駅前に戻る。 ここから、シントラの街内に歩いて向かう。簡単に行けるだろうと油断していた。 ところが、どこをどう間違えたか知らないが、緑の中に点在する住宅の間のくねくねした道を行くうち、道に迷…

大西洋からの風を浴びて(ロカ岬)

ロカ岬の事をはじめて知ったのは、五木寛之の小説のあと書きだった。 小説の題は「戒厳令の夜」と、「黄金時代」だった。 その後書きでは、すぐ波土際のそばにモニュメントがあるような書き方だったので、バスから降り立った時は意外に思った。 というのも、…

ロカ岬行きのバス

前回、シントラまで電車で行ったと書いたが、それに対して(この拙文別のブログにも転載しているのです)、その電車でご友人が数度携帯電話を脅し取られた、とのコメントをいただいた。携帯までも脅し取るとはタチが悪いような気がする。パリなんかでも郊外…

大西洋を目指して(ロカ岬へ)

翌朝、目を覚まし、天気を確認する。 窓から見た限り、曇っていたが、前日よりかは良くなりそうだった。 テレビで天気予報を確認。霧の自動車道路などを映し出していたが、晴れるとのことだった。 リスボンから大西洋方面の、シントラそしてロカ岬に行ってみ…

リスボンの夜は泣くが如し

ロシオ広場を通り、サンタ・ジュスタのエレベーターに行く。 エレベーターがどうした、と思われるかもしれないが、これもリスボン名物である。 古めかしさが、風情があってよい、としておこう。 エレベーターにガチャ、と乗り、ガガガと上にあがっていく。(…

リスボンに広がる曇り空

空港からのバスに乗り、街中の予約していたホテルに向かう。 大体の目安でバスを降り、あとはガイドブックの地図で探す。植物園の側で、大通りから少し入ったところにあるようだ。 特に問題なくホテルにたどり着く。 チェックインをし、料金を支払う。現金払…

さいはての地へ(ポルトガルへ)

年明けからポルトガルに行く。 これが結局、フランス滞在中に国外に出た最後となった。 また、つまらないことだが、これで当時のEUの4隅を制覇できた。 EUをオセロの盤に見立てると、まさに必勝手順である。中心のブリュッセル、ストラスブールも押さえてい…

あるじゃん!(フランからユーロへ)

自分がヨーロッパにいた時、1年目は世紀の狭間で年を越し、2年目はユーロ誕生で年を越した。 ちょうど歴史的な瞬間にヨーロッパにいることができ、幸運だったと思う。 この内、ユーロについては、自分が到着した時(ユーロ導入まで1年9ヶ月前)、既にフラ…

アテネ2002 ユーロと雪を迎える

衛兵の交代式を見た後、裏の国立庭園を散策し名残を惜しむ。 そろそろ時間が来たので、大通りに行き、空港行きのバスの停留所を探す。 停留所を見つける。すでにバスは止まっていた。 運転手さんに空港行きである事を確認し、乗り込む。 左側の席に座り込む…

白い衛兵交代式(アテネ・無名戦士の墓)

シンタグマ広場周辺の無名戦士の墓の前に行く。 周りにはもう既に人が集まっており、兵士が来るのを待ち構えていた。 しばらくして、大勢の銃を担った兵士が広場に来て整列する。 周りではキャラクター風船なども売っており、黄色いピカチュウのバッタもんら…

アテネ最後の日

タヴェルナを出た後、周りの土産物屋をひやかす。 明かりに灯された店内には、彫像のミニチュア版がある。 調子に乗って一つくらい買おうかと思ったが、後で後悔しそうなので止めておいた。 ホテルに戻り、窓からライトアップされたアクロポリスを見る。 明…

ギリシャ・コーヒーはぜんざいの味

スニオン岬からアテネに戻る。 夕食場所を探しにプラカ地区をうろつく。 目指すは、現地の旅行社お勧めのレストランだ。 もらった地図片手に、おのぼりさん風に歩いていると客引きに声をかけられた。 「客引きには注意」とガイドブックに書いてあったので一…