ストラスブール市議選(市長選)の投票結果
フランスの統一市議選(市長選)の第二回投票が終わりました。
パリは予想通り左派社会党のイダルゴさんが市長当確となりました。
第1回投票
Jeanne Barseghian
LVEC Europe Ecologie-Les Verts
STRASBOURG ECOLOGISTE & CITOYENNE 27.87 %
13532 votes
Alain Fontanel
LUC Union du centre
100 % STRASBOURG 19.86 % 9642 votes
Catherine Trautmann
LSOC Parti socialiste
FAIRE ENSEMBLE STRASBOURG 19.77 % 9601 votes
Jean-Philippe Vetter
LUD Union de la droite
UN NOUVEAU SOUFFLE POUR STRASBOURG (LR - LES CENTRISTES - UDI) 18.26 % 8868 votes
Hombeline Du Parc
LRN Rassemblement National
RASSEMBLEMENT POUR STRASBOURG 6.27 % 3044 votes
LVEC Europe Ecologie-Les Verts
STRASBOURG ECOLOGISTE & CITOYENNE 27.87 %
13532 votes
Alain Fontanel
LUC Union du centre
100 % STRASBOURG 19.86 % 9642 votes
Catherine Trautmann
LSOC Parti socialiste
FAIRE ENSEMBLE STRASBOURG 19.77 % 9601 votes
Jean-Philippe Vetter
LUD Union de la droite
UN NOUVEAU SOUFFLE POUR STRASBOURG (LR - LES CENTRISTES - UDI) 18.26 % 8868 votes
Hombeline Du Parc
LRN Rassemblement National
RASSEMBLEMENT POUR STRASBOURG 6.27 % 3044 votes
中道連合が2位。
元市長のカトリーヌ・トロットマン率いる社会党が3位
右派連合が4位で、マリーヌ・ルペンで知られる国民連合が5位になっています。
どの党も過半数に達していないため、第2回投票が行われました。
また有効投票数の10%に達していない国民連合は第2回投票に参加できません。
第2回投票の結果
47 élu·e·s
Jeanne Barseghian
LVEC Europe Ecologie-Les Verts
STRASBOURG ECOLOGISTE & CITOYENNE
41.7 % 21592 votes
11 élu·e·s
Alain Fontanel
LDVC Divers centre
Unis pour Strasbourg 34.95 % 18099 votes
7 élu·e·s
Catherine Trautmann
LSOC Parti socialiste
FAIRE ENSEMBLE STRASBOURG 23.33 % 12080 votes
Jeanne Barseghian
LVEC Europe Ecologie-Les Verts
STRASBOURG ECOLOGISTE & CITOYENNE
41.7 % 21592 votes
11 élu·e·s
Alain Fontanel
LDVC Divers centre
Unis pour Strasbourg 34.95 % 18099 votes
7 élu·e·s
Catherine Trautmann
LSOC Parti socialiste
FAIRE ENSEMBLE STRASBOURG 23.33 % 12080 votes
安定与党を作ることができる仕組みになっていますね。
ジャンヌさんは調子いい時のジャンヌ・ダルクの如く見事な勝ちっぷりです。
第2党は中道連合と右派連合が合体した中道諸派。
合体できたことは大きいですが、緑の党の牙城を崩すことはできませんでした。
ストラスブールといえば、トロットマン市長による環境に配慮した大胆な都市改造で知られています。
緑の党が第1党になり更なる環境先進都市を目指すのでしょうが、経済との兼ね合いも気になるところです。
(画像及び結果はfranceinfoからです)
フランス地方選挙 緑の党が躍進
ブールジュのサン・テティエンヌ大聖堂の後陣(フランス))
古の写真でめぐるフランスシリーズ、前回のアミアンから引き続き、今回からブールジュになります。
ブールジュもアミアンと同じく世界遺産に登録された大聖堂で有名です。
ただアミアンのそれはノートルダム大聖堂なのに対し、ブールジュはサン・テティエンヌ大聖堂と呼ばれています。
大聖堂の名前は、その守護聖人が元になっています。
ノートルダムは聖母マリアを表し、サン・テティエンヌは聖ステファヌスを表しています。
フランス国内における大聖堂の守護聖人の数は、聖母マリアの74が圧倒的に最も多く、次いでサン・ピエール(聖ぺテロ)の19、そして三位にこのサン・テティエンヌの13となっています。(文庫クセジュ 大聖堂 より)
アミアンがパリのほぼ真北なのに対し、ブールジュはパリのほぼ真南に位置します。
訪問日は2002年の2月です。パリのオーステルリッツ駅から電車で一度乗り換えて、二時間ちょっとかかっていました。
ブールジュの大聖堂に着き、まずその姿を、ストラスブール大通りあたりから、後陣に向けて撮っていました。
この角度だと、こじんまりとした建物に見えますが、果たしてその全貌は…。
19歳の現役大学生、フランスの村長に就任
【6月17日 AFP】フランスのユゴー・ビオレ(Hugo Biolley)氏は、母親と共に暮らす大学生。同国でこのたび行われた統一地方選で、18歳という若さで村長に選出され、注目を集めている。
(フランスの市町村長は議会議員から選ばれます。議員の被選挙権は満18歳以上であるため、議員に当選すれば村長になることも可能なわけです。)
ビオレ氏を首長に選んだのは、同国南東部アルデシュ(Ardeche)県にあるバンジュー(Vinzieux)村。人口450人のこの村には学校も商店もないが、若き村長は地元の活性化に意欲を示している。
(人口450人の村なら、議席は11になると思います。)
グルノーブル政治学院(Sciences Po Grenoble)の現役大学生で、19歳の誕生日を迎えたばかりのビオレ氏は「選挙活動が始まった直後から、集会で最大のテーマになったのが僕の年齢だった。どうやって自治体を運営していくんだ、予算を見たことはあるのか、などと聞かれた。時には人を見下したような質問もあった」と認めた。
(大学で実際に政治を勉強しているのだから心強いですね。理論と実践を同時に学べそうです。)
(結局新型コロナのせいで決戦投票が6月28日まで伸びたのですね。)
村の新体制発足に伴い退任する前助役(46)は、ビオレ氏を強く支持しており、「19歳の若者(が村長)と聞けば不安の声も上がって当然だが、ユゴーはとてもしっかりしていて、落ち着いている。どういう方向性を目指すのか、ビジョンを持っている」と話す。「学ばなければならないことはあるが、大きな能力を秘めている。私は心配していない」と期待を示している。
(こうした後ろ楯がいるのは心強いです。)
一方、「有能そうだがちょっと若いと思う。そこだけだ」と語るのは、1995~2008年に村長を務めたジャンルイ・ボナルデル(Jean-Louis Bonnardel)氏(76)。「きちんとサポートされていれば大丈夫だとは思うが、若干未熟な印象はある。バンジュー村では多くの人々がそう言っている」と指摘している。
(実際に長年村長を務めた立場としては、不安に感じるのも当然でしょうね。)
ビオレ氏はソーシャルネットワーク上で不快な言葉を目にすることはあるが、実力で人々を納得させようと決意を固めている。「プロジェクトをどんどん立ち上げていけば、ダイナミックさを認めてもらえると思う。お役所的な手続きにとらわれてもたもたするつもりはない」と話している。
(保守的な村をどう変えていくのか見所ですね。地方自治は民主主義の学校でもあり、今後の成果が気になります。またフランスは公職の兼任も認められていることもあり、今後この村長さんが、どういう経歴を経ていくのかも関心があります。)